大学院系養成課程の知られざるメリット

最近、養成課程の記事へのアクセスが多いので、今回は某大学院の養成課程に通った人に聞いた話を紹介してみたいと思います。

養成課程校であると同時に大学院でもあるということ

これは、聞いていて「なるほど!」と思ったのですが、通っている間は、「学生」という身分を手に入れることができます。ちなみに、大学院の名刺も持てるそうです。

どういうことかと言うと、身分の使い分けができるということです。例えば、ある企業の診断実習をしている際に、他の企業のビジネスや取り組みを知りたくなった場合、「研究のための取材」と称してヒアリングに行くこともできるわけです。

企業の立場で考えると、学生から研究のための取材を依頼されたら、そう無下にはできないでしょう。関係したビジネスの研究をしているということは、卒業後に中途採用に応募してくる可能性もあるわけですし、逆に悪い対応をしてしまって、学生ネットワークにネガティブな情報が流れてしまっても困ります。だから、どこかのサラリーマンやコンサルタントかなんかが取材を申し込むよりも、受け入れてくれる可能性がずっと高いのです。

学生スゲー!!と思いました。

大学の施設利用や学割も!

もちろん、大学の施設も利用できます。大学の図書館というのは、大体結構な規模で、それが利用できるというのもメリットが大きいですし、大学院生は大学生よりも借りれる本の数が多く設定されているところも多いので、きっと充実した勉強ができることでしょう。

そして、学生なので、学割が使えます。学生期間中にどれだけ使う機会があるかは別ですが、JRだと乗車券の30%が割引になります。自費で視察や旅行に行く人にはありがたいですね。

Amazon Studentにも登録できます。本の購入で10%ポイント還元、文房具・ノート20%オフ、Kindle端末を持っていれば毎月1冊無料で読める、などお得な特典がたくさんあるので、かなりメリットは大きいでしょう。

なお、Microsoft Officeは、Academic Packを購入することができますが、卒業後のビジネスユースはライセンス規約上できないので、こちらは卒業後も使いたい人にはあまり意味はないと思います。

まとめ

大学院系の養成課程では、学生という身分を得られるので、それに付随する世の中のサービスを受けることができます。うまく身分を活用して、企業にヒアリングに行くなどして、見聞を広めることもできます。

私が思ってもみなかった視点だったので、なかなか興味深い話だと思いました。


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