2次対策受験校情報「AAS東京」編

2次専門の受験校「AAS東京」について、説明会で聞いた話とWebサイトで収集した情報を基に、客観的に情報を整理してみたいと思います。

特徴

通学講座・通信講座共通の特徴

無料特典で自習用の事例ダウンロードが可能

平成13年～最新(28年)までの全過去問について、解答解説集のダウンロードが可能で、さらに月刊誌「企業診断」に掲載したAASの過去の診断助言事例(62事例)の問題・解答用紙・解答解説集のダウンロードも可能です。

無料特典についての添削サービスはないようなので(記載が見当たらない)、あくまで自習にはなりますが、演習の不足を感じた場合、それを補うことができます。

通学講座の特徴

グループウェア「知恵の輪」による「気づき」の共有とモチベーションの向上
講義自体は2週間に1度のため、自主的な学習の余地が大きい
Web総合本科コースの講座も付いてくるので、必要に応じて学習量を決められる

自宅学習サポートとしてグループウェア「知恵の輪」が利用できます。このシステムでは、同じAAS東京の通学本科生全員の、講師への質問・回答などのやり取りや、提出課題・講師コメント、学習進捗状況など、すべて閲覧できます。見られたら恥ずかしいという部分もあるかも知れませんが、自分だけでなく、仲間の質問や添削課題からも「気づき」を得ることができ、さらに仲間の頑張る姿を見て自分のモチベーションの源泉にできる、素晴らしい仕組みだと思います。

講義は、土・日に行われますが、通うのは2週間に1回です。それにより、添削結果の返却も2週間後になってしまうというデメリットはありますが、間の週には、受講生が自主的に実施する勉強会が行われています。講師も出席しますが、あくまで勉強会のため、受講生がテーマを決めて実施します。費用としては、会場代として都度1,000円程度の実費がかかります。開講当初は参加者は多いそうですが、最終的には参加者は講座受講生の5分の1程度になるとのことです。自分のペースで進めるもよし、勉強会で仲間を作るもよし、自分に合った学習方法が選べる講座だと言えます。

通学講座自体のボリュームを落としているためか、Webコースの講座が全て付いてきます。合わせると、結構な量になります。講義で扱われるオリジナル事例Ⅰ～Ⅳの3回分に加え、Web講座でオリジナル事例がⅠ～Ⅳの4回分あり、過去問事例もⅠ～Ⅳが4回分あります。トータルでⅠ～Ⅳそれぞれ11回分の演習ができることになります。
※ 「80分の本試験相当の事例問題を解き、添削を受けること」を「演習」と呼んでいます。

そして過去問事例4回分については、自分で添削したものをさらに添削してもらう「青ペン添削」を2度受けられるので、一つの事例でも2回の演習ができます。

さらに演習だけでなく、事例解法や知識対策、知識の活用、中小企業白書対策などのインプットの講座も散りばめられています。